Web活用の判断材料として読む、短い実務のヒント。
相手が決まると、伝える順番が決まる
- 01
誰に見てほしいか
紹介を受け、会社を比較している担当者。
- 02
何を確かめたいか
対応できる仕事と、頼む前に必要な情報。
- 03
次にどう動くか
相談する。事例を見る。社内で共有する。
誰の判断を支えるサイトか
紹介で来た人は、会社の雰囲気を確かめたいかもしれません。依頼先を比較する人なら、対応範囲や費用。応募を考える人なら、仕事と職場。まず、誰のどんな疑問に答えるサイトかを考えます。
まず、主な読者を一人だけ想定します。その人がサイトを開く直前に何を知っているかを書き出してください。社名しか聞いていないのか、サービス名まで聞いているのか、同業他社と並べて比べている最中なのか。出発点が違えば、最初に見せる情報も変わります。
全員に同じ説明を見せる必要はありません。読者ごとにページを分けるか、一枚のページの中で順番を変えるかは、ページ数と更新の手間から決めます。
公開画面の例:相手ごとに入口を分ける

- 企業向けと求職者向けの入口を、上部のナビゲーションで分けています。
- 会社概要とCONTACTが同じ画面にあり、次に確認する情報を選べます。
営業で聞かれる質問を集める
対応範囲、費用、納期、準備するもの、制作後の管理。商談で繰り返し聞かれる質問は、サイトで不足している判断材料の候補です。同じ説明を毎回口頭でしているなら、それはページに書かれていない情報だということになります。
直近の商談を3件から5件ほど思い出して、相手が最初に聞いてきたことを書き出します。営業担当が複数いるなら、それぞれの説明の仕方を並べてみてください。人によって答えが違う項目は、会社としてどう伝えるかをすり合わせる候補になります。
依頼を決めるために欠かせない情報は、サービスページの前半に置きます。細かな条件はFAQへ。同じ情報を複数箇所に載せる場合は、変更時にまとめて直せるよう、掲載先を控えておきます。
行動と受付後の流れを決める
問い合わせ、資料請求、応募。どれを優先するかを決めます。全部を同じ強さで並べると、読む人はどれを押せばいいか分からなくなります。
決めたら、押した後のことを確認します。誰が受け付けるのか、返信までに何営業日かかるのか、どんな情報があれば次の打ち合わせに進めるのか。ここが決まっていないと、問い合わせが増えても社内で止まります。
フォームの項目は、受付に必要な範囲から考えます。後から聞けることまで最初のフォームで求めると、入力の負担になり、途中でやめてしまうことがあります。会社名と連絡先と困っていること。この3つで足りる場面もあります。
相談メモの書き方
ここまでの3つを、一枚のメモにまとめます。「主な相手」「今の困りごと」「伝えたい仕事」「希望する行動」「変更できない条件」の5項目です。
未定の項目は、未定と書いて構いません。埋めるために急いで決めた条件のほうが、後から変わります。社内で確認が必要な点と、制作側に提案してほしい点を分けておくと、最初の打ち合わせで話が進みます。
このメモは、制作会社を比べるときにも使えます。同じ一枚を渡せば、返ってくる提案の違いが、そのまま各社の考え方の違いになります。
